
旭化成は13日、子会社の旭化成建材(東京都千代田区)の杭(くい)打ちデータ流用問題で、過去約10年に施工した3040件のうち266件でデータの流用があったと発表した。
うち学校は28件、医療・福祉施設は35件だった。
都道府県別でもっとも多かったのは東京都で51件。次いで神奈川県30件、埼玉県と北海道が26件だった。50人以上の現場責任者が流用にかかわったという。
3040件のうち、同日までに2376件について調査を終え、確認できたものについて国土交通省に報告した。
残りのうち546件については、元請けの建設会社などとの確認に時間がかかっているといい、24日までに同省に報告するとしている。